第1週「起の巻:淵源のテクノロジー」

期間: 2021年3月5日(金)~7日(日)<br /> 参加予定作家:稲垣智子、泉拓郎、林勇気、野原万里絵、谷原菜摘子、前田耕平、下寺孝典<br /> 内容:テクノロジーから生まれる作品や、その技術を扱うことへ言及する作品をここではメディアアートと定義する。メディアそのものに軸足を置く、もしくは、メディアに言及していく作品をめぐる1週間。

ステートメント:<br /> 本企画は、Super Studio Kitakagaya (以下SSK)入居作家の「話法」に注目し、そこから明らかにされる作家同士の 差異と一致をSSK内の出来事に留めず、そのヴァリエティな状況を最大限に利用することで、美術史というより大きな枠組みへと飛躍させる試みである。特に表現手法をもとにした時間軸の解体をおこなうことで、これまで比較しづらかった作品の遭逢を促すものである。<br /> 3週間の展示期間の中で、各週3つのテーマを設定しながら、3回の展示入れ替えをし、公開する。<br /> これは最新の科学技術を用いた表現と、1980年代 のCG作品と、16世紀の油絵作品を、同じ話法のものとして扱うような姿勢に他ならない。つまり、その技術が開 発され、その技術を扱うことそのものに価値があるという考え方を「起」とし、続いて、その技術を扱うことそのも のよりもその技法により何を扱うかという手段になる考え方を「承」とし、最後に、そもそも表現する事そのものを 扱う考え方を「転」とする。作家の扱う表現メディアや作品コンセプトでの種別ではなく、作家のインタビューや隣 人としての日常の会話から自分自身や作品やコンセプトやメディアといった項目を、『そもそも作品制作上、どのよ うに行き来しているのか』をもとに空間が設えれた展覧会を目指すものである。(笹原晃平)

企画展タイトル:《結から始まる起承転》
キュレーション:笹原晃平
会場:SSK内共有スペース(Labo & Gallery、L字壁面、Workshop、中庭)
予約制(STUDIO VISITと同時にご覧いただけます)

第1週「起の巻:淵源のテクノロジー」
期間: 2021年3月5日(金)~7日(日)
参加予定作家:稲垣智子、泉拓郎、林勇気、野原万里絵、谷原菜摘子、前田耕平、下寺孝典
内容:テクノロジーから生まれる作品や、その技術を扱うことへ言及する作品をここではメディアアートと定義する。メディアそのものに軸足を置く、もしくは、メディアに言及していく作品をめぐる1週間。

第2週「承の巻:想察のメソドロジー」
期間: 2021年3月12日(金)~14日(日)
参加予定作家:葭村太一、谷原菜摘子、大槻智央、前田耕平、下寺孝典
内容:表現形式の決定が先立つ作品や、アウトプットの固定から起こる技法の探究をファインアートと定義する。モチーフの選択に重きをおくことと、それを実現していくための技法の探究。もっとも純粋とも思えるアートを見る1週間。

第3週「転の巻:智覚のナラトロジー」
期間: 2021年3月19日(金)~21日(日)
参加予定作家:河野愛、トラン・ミン・ドゥック、葭村太一、笹原晃平、稲垣智子、前田耕平、下寺孝典
内容: メディアよりもモチーフよりも、その作品にいたった物語に重きがおかれる作品をコンセプチュアルアートと定義する。伝える方法と、伝える内容、この2つの接続や乖離、そのバランス(アンバランス)をもって表現行為を探求する1週間。

ステートメント:
本企画は、Super Studio Kitakagaya (以下SSK)入居作家の「話法」に注目し、そこから明らかにされる作家同士の 差異と一致をSSK内の出来事に留めず、そのヴァリエティな状況を最大限に利用することで、美術史というより大きな枠組みへと飛躍させる試みである。特に表現手法をもとにした時間軸の解体をおこなうことで、これまで比較しづらかった作品の遭逢を促すものである。
3週間の展示期間の中で、各週3つのテーマを設定しながら、3回の展示入れ替えをし、公開する。
これは最新の科学技術を用いた表現と、1980年代 のCG作品と、16世紀の油絵作品を、同じ話法のものとして扱うような姿勢に他ならない。つまり、その技術が開 発され、その技術を扱うことそのものに価値があるという考え方を「起」とし、続いて、その技術を扱うことそのも のよりもその技法により何を扱うかという手段になる考え方を「承」とし、最後に、そもそも表現する事そのものを 扱う考え方を「転」とする。作家の扱う表現メディアや作品コンセプトでの種別ではなく、作家のインタビューや隣 人としての日常の会話から自分自身や作品やコンセプトやメディアといった項目を、『そもそも作品制作上、どのよ うに行き来しているのか』をもとに空間が設えれた展覧会を目指すものである。(笹原晃平)

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